自転車 UCI 世界選手権 トラックで佐藤選手2連覇達成‼
女子ケイリン 佐藤水菜 選手
男子オムニアム 窪木一茂 選手
写真提供:JCF
チリ・サンディエゴで開催された「2025世界選手権トラック」で日本代表チームが大活躍しました。女子ケイリンでは、佐藤水菜選手が優勝し二連覇を達成。スプリントでも銀メダルを獲得しており、世界屈指のスプリンターとなりました。さらに、男子オムニアムで窪木一茂選手が銀メダルを獲得し、男子ポイントレースでは児島直樹選手が4位。女子マディソン(内野、垣田ペア)が5位。男子チームスプリントは5位。女子チームパシュートも5位という輝かしい結果となりました。
数年前までは考えられないような結果を日本代表チームは出しており、選手たちのレベルアップ、トレーニングの進化、機材の進化など多くの要因がチーム全体の強さとなっています。
今回も、チェーンオイルはパリオリンピック向けに作成したチェーンオイルが使用され、大会前には、弊社でチェーンを徹底的に洗浄、そしてオイルをチェーンに充填させました。選手たちのパワーを無駄なく、しっかりと推進力として伝えられた結果、今回の結果に繋がったと考えています。これからも株式会社和光ケミカルは、日本代表トラックチームと共に世界で戦っていきます。
※ケイリン:日本発祥である「競輪」を元に作られた競技。最大7名の選手が約1,500mの距離を走り、フィニッシュラインを通過した着順で順位が決まるレース。
※スプリント:2〜4名の競技者が笛の合図とともにスタートし、先着したものを勝者とするレース。
※オムニアム:「スクラッチ」「テンポレース」「エリミネーション」「ポイントレース」という4種目を1日で行い、その総合成績を競うレース。
※スクラッチ:最大24名(250m トラック)の複数選手が定められた距離を走りフィニッシュ順位を競うレース。ケイリンよりも距離が長い。
※テンポレース:最初の4周回終了後、1周毎に得られるポイントを積算していくレース。毎周回フィニッシュラインを1着で通過した選手に1ポイントが加算され、集団を1周追い抜いた場合は20ポイントを獲得。定められた距離を走り、最終的な合計ポイントで順位が決定する。
※エリミネーション:規定周回ごとに1番後ろでラインを通過した選手が1人ずつ脱落していくサバイバルレース。
※ポイントレース:20~30名の選手が同時に走行して、レース中に獲得したポイント数を競うレース。規定の距離ごとに、その時点での1~4位までの選手にポイントが付く。
※マディソン:1チーム2名で行われ、男子50キロ・女子30キロの距離を自由に交代しながら道中ポイントを稼ぎ、最終的な合計得点で勝敗が決まるレース。
※チームスプリント:1チーム3名(女子は2名)で、3周のタイムトライアルで競われるレース。次々に先頭が1周回ごとに外れてゆき、最後の1名によるタイムで競う。
※チームパシュート:1チーム4名(女子は3名)の2チームがトラックの正反対の位置からスタートし、先頭を交代しながら4,000m(女子は3,000m)を走行しタイムを競うレース。
写真提供:JCF