CORE601
CORE601

唯一無二のチューニングケミカル CORE601

東名パワード様は、レーシングカーのチューニング工場として創業以来、レースで培った高い技術と信頼性でチューニングパーツの企画・開発・製造販売、レーシングエンジンの販売・メンテナンスを行われています。

社内には充実した研究開発設備を完備し、様々な測定基準で測定及び検査・実験を行うことで、日本でトップクラスの製品開発を展開、“TOMEI”ブランドを確立されています。


テスト内容及び結果は、東名パワード 技術部 開発課 冨田明孝様よりご提供いただきました。

TOMEI POWERED × WAKO'S 対談
ベンチテストの結果を受け、東名パワード冨田氏にCORE601についての感想を伺いました。

富田さん
ベンチテストは、もともとハイオクガソリンでのベースデータを作って、それをもとにノッキングをしない点火時期と出力が出るような空燃比にセッティングしてあるので、その数値からこのCORE601を足してどのくらい性能が上がるかというのが今回やらさせていただいた内容です。
セッティングを変えないので、例えばCORE601がちょっとでも悪さをすればノッキングが起きてしまいますし、空燃比の数字も変わってくるのでその両方の確認をとったうえで性能がどうなのかです。基本的にノッキングは出てこない状態での空燃比の変化は添加濃度によっては変わるということはありましたが、一番大きい変化は性能の部分に出たなという感じです。
WAKO’S
1%弱の出力向上をどう捉えたらいいのかというのもありますが、入れるだけである程度ぎりぎりにセッティングされている状態から1%でも出力が向上すると考えると、良いチューニングパーツとしての題材になるのかなという気がしています。
富田さん
そうですね。今回テストしているのはNAエンジンですので、駆け引き無しに本当に積み重ねをしてチューニングをしていく形になります。
もともと部品を換えて、例えばカムを換えたとしても上がりしろはやはり少ないので、それを考えるとこの1%の向上は大きいと思いますね。
WAKO’S
嬉しいですね。ちなみに今回全域に渡って上がっているじゃないですか?例えばカムとかマフラーなどポン付けしただけで全域に渡って向上する物って他にあるのでしょうか?
富田さん
部品を換えると特性を変える形になってしまいますので、高回転が伸びると今度は低回転が下がってしまうというパターンが多くて、両方というのはなかなか難しいというのが正直な所です。中間域から高回転というのは割とありますが、全域でというのは正直言ってかなり難しいですね。
WAKO’S
今回狙った通りの結果が出て、非常に良かったです。
富田さん
添加濃度も変えさせていただいて、やっぱり濃度っていうのはすごく重要なんだなと。今回のテストで改めて勉強させていただきました。
WAKO’S
ちょっとした差なんですけどね。でも意外にそれが数字に表れたりしましたね。
富田さん
性能差が出たり、空燃比にも表れたりしましたね。
WAKO’S
空燃比が面白かったですよね。
富田さん
そうですね。思いのほか濃くなったり、薄くなったりなどありましたので、見ていると性能差以上に表れる所でしたね。
WAKO’S
測定中に富田さんが、「ここパワー出てそうだよ」っておっしゃられていた時がありましたよね?それを感じられたのは何故ですか?
富田さん
音ですね。いつもベンチをかけていると、出力が出る雰囲気はなんとなく分かるんですよ。それは音だったり、吹けの良さなどにも出てきますし。そういったものは微妙な差とはいえエンジン自体が変化を表してくるのだろうなと感じます。
WAKO’S
前回のプレミアムパワーの時は、どちらかというと中低速域が上がりましたよね。CORE601は高回転域で富田さんが「あれ、なんか出てるよ」と、そういう話をしていましたがやはり結果にも表れてましたね。
富田さん
そうですね。CORE601はちょうど最大出力が出る前後の領域が一番大きく差が出たかなと思います。
WAKO’S
高回転域で伸びているというのが今回のCORE601での処方が正解だった表れだと思います。そのためにもFM剤なども適正に配合させていただきましたし、本当に成功でした。
これは燃料の添加剤というものですけど、チューニングパーツとしてTOMEIパワードさんで認めていただけるものなのでしょうか?
富田さん
はい。我々も自信を持ってテストさせていただいてますので。十分性能にも表れているので、チューニングパーツのひとつになると思います。
WAKO’S
ありがとうございます。
『CORE601』ベンチテスト結果