LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S

WAKO`S 4CR RC F
#6 Kazuya OSHIMA / Andrea CALDARELLI

2016年 SUPER GTシリーズ
第2戦 富士スピードウェイ レースレポート

2016 SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE 開催

LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S 参戦体制
#6

 ドライバー  大嶋 和也
おおしま かずや
 出身地 群馬県 
 生年月日 1987年4月30日 
 体重 63kg 
 身長 171cm 
 血液型 RH+A 


 ドライバー  Andrea CALDARELLI
アンドレア・カルダレッリ
 出身地 イタリア 
 生年月日 1990年2月14日 
 体重 69kg 
 身長 175cm 
 血液型 RH-O 


脇阪寿一
チーム監督 脇阪寿一
チーム代表 土沼 広芳
チーフエンジニア 山田 健二
チーフメカニック 青木 紀久

予選( 5月3日 )

天気 曇り コース状況 ドライ
気温 19度 路温 27度( 予選開始時 )
予選開始 14時30分

 

今年も多くの注目を集めて開幕した人気沸騰の「スーパーGT」、第2戦はゴールデンウイーク恒例の富士スピードウェイ戦である。今回は通常の300kmレースとは異なる、500kmの長丁場。距離が長い分、より一層、チームの総合力が試される一戦となる。開幕戦4位という成績でシーズンの第一歩を踏み出した「LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S」は、この富士でさらなる飛躍を目指す。
 

スーパーGTでは獲得ドライバーズポイントに応じたウエイトハンデが課されるため、#6 WAKO‘S 4CR RC Fの大嶋&カルダレッリは開幕戦で獲得した8ポイントの2倍にあたる16kgのハンデを積んで、今回の富士500kmレースを戦う。  


予選日の天候は曇りで、風がやや強め。#6 WAKO‘S 4CR RC FはQ1にカルダレッリ、Q2に大嶋というオーダーで予選に挑んだ。


#6 WAKO’S 4CR RC F
【 
予選結果 】15位

( 予選Q1ベストタイム:1分32秒026 / カルダレッリ選手 )

GT500クラスの出走は15台、このうちQ1で上位8位以内に入ったマシンがQ2へと駒を進めることができる。

カルダレッリはQ1で2周連続のタイムアタックを行ない、最初の周が1分28秒563。次の周が1分28秒979でタイム更新ならず、最初のタイムによる全体順位は9位ということに。残念ながらこの順位では大嶋が控えるQ2への進出にあとひとつ、とどかない。

そしてQ1終了後、チームはさらなる苦境に直面した。カルダレッリが走路外走行(コースはみだし)をとられ、2周ともタイム無効に。アタック前のウォームアップ中のタイムが予選ベストタイムとして採用されることになっては、予選最下位も仕方のない結果だった。

決勝( 5月4日 )

天気 晴れ コース状況 ドライ
気温 21度 路温 40度( 決勝開始前 )
決勝フォーメーション開始 14時00分 決勝レース
周回数
110周

 

#6 WAKO’S 4CR RC F
大嶋 和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
【 
決勝結果 】5位
【 所要時間 】2時間59分18秒588
【 ベストラップ 】1分31秒267 = 
大嶋選手

 

思わぬかたちでクラス最後尾15番グリッドからの出走になってしまったとはいえ、今回は決勝に500kmもの距離が残されている。きっちりしたレース運びをすれば、10位以内にポジションを上げ、貴重なポイントを獲得することは充分に可能なはずだ。


予選日の夜に降った雨は決勝日の朝にはあがり、8時30分からのフリー走行はほぼ完全なドライ状況に。風はこの日も強めである。カルダレッリが1分30秒891のタイムをマークし、#6 WAKO’S4CRRCFはこのセッション2番手タイムと復調気配を示した。今回の決勝レースには「ドライバー交代を伴うピットストップ2回以上」が義務付けられるため、どちらかのドライバーが最初と最後のスティントを受け持つことになる。#6 WAKO’S4CRRCFは、大嶋〜カルダレッリ〜大嶋の順で決勝へと臨む。


最初のスティント、大嶋は着実に前車をパスしていった。予選日より高めだった温度条件もタイヤ的に味方し、ペースは快調である。カルダレッリに代わって戦況が落ち着いた段階で、順位は早くもトップ10圏内。カルダレッリもまた、ポジションアップを重ねていく。その後、レースはセーフティカー導入となるアクシデントが起きるなどして急速に荒れ模様となっていき、#6 WAKO’S4CRRCFもピットで混乱の余波を受ける場面があった。レース終盤の大嶋再搭乗スティントでの順位は6位で固まる。

 

残り数周で上位車両がストップしたため、最終的には5位入賞。都合10ポジションアップを果たし、3時間の熱闘を終えた。

大嶋 和也選手のコメント

決勝スタートまでは大変なことばかりのレースウイークでしたけど、決勝レースはいいペースで走れて、しっかり戦えたと思います。長いレースなので、最初のスティントはタイヤの様子も見ながら大事にいきましたが、それでも何台かパスすることができました。終盤もペースは良かったんですが、GT300クラスのマシンに出会うタイミングがことごとく良くなかったのは残念でしたけどね。次のSUGOは速く走るためのクルマづくりが分かっている得意コース。ハンデ的にもまだまだ優勝を狙っていけると思うので、頑張ります。

アンドレア・カルダレッリ選手のコメント

自分は今回、レース中盤のスティントを担当しましたが、マシンが安定した速さを発揮してくれて、いいペースで走れたと思います。チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげですね。トップとの差も徐々に詰まっていましたし、本当にいいスティントでした。2度目のピットストップの際、他車の影響でロスを被る格好になりましたが、あれがなければ表彰台獲得も可能だったかもしれません。次はSUGO戦ですが、それほど重くないウエイトハンデで臨めることはいい材料ですので、ぜひとも優勝を狙っていきたいと思います。

脇阪 寿一監督のコメント

厳しいレースウイークではありましたが、決勝レースに関してはドライバーもミスなく走ってくれましたし、2回のピット作業もミスなくこなせました。監督として、まずは「ミスなく」を意識していましたから、決勝の内容については満足しています。作戦面でもうまく対処できたと思いますし、大きくポジションを上げることもできましたので、チームとしての幅みたいなものが出てきた、そんなイメージもありますね。さらに上の順位でゴールするために、もっと攻めた作戦も採れるようにしていきたいとも考えています。


本来なら次は九州のオートポリス戦の予定でしたが、残念ながら地震の影響で今季のオートポリス戦は中止になってしまいました。でも、また九州のファンの方々の前でレースできる状況が整った時には、我々もみなさんに元気を与える走りを見せられるよう、頑張りたいと思います。待っていてください。我々の気持ちは常に、九州のみなさんとともにあります。

シリーズランキング

大嶋 和也&アンドレア・カルダレッリ 5位 / 14ポイント
チーム部門 5位 / 20ポイント

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