2021 MFJ全日本ロードレース選手権
Rd.1 4/1 ~ 4/4 MOTEGI Race Report ( J-GP3 Hiroki Ono )

ライダー 尾野 弘樹 22
チーム P.MU 7C GALESPEED
開催日 2021年4月1日~4月4日
サーキット ツインリンクもてぎ(4.801km)
使用バイク HONDA NSF250R
予選結果 2位 ( Best Time 2’00.168 )
決勝結果 1位 ( Best Time 2’01.059 )


【 ツインリンクもてぎ 】
[ 全長距離 ]4.801km  [ 右コーナー ]右 8  [ 左コーナー ]左 6
Free Practice( 04/01 THU 〜 04/02 FRY )

Best Time Day1 (DRY) 2’01’278 (+0.399) P2
Best Time Day2 (DRY) 2’00’655 (+0.069) P2

2021MFJ全日本ロードレース選手権の開幕戦が栃木県・ツインリンクもてぎにて 開催されました。

今大会は開幕戦ということもあり通常より1日早いレースウィーク で木曜日から練習走行枠が設けられました。初日の目標としていた2分0秒台に入 れることができずに苦しみましたが2日目のFP1でよくやく2分0秒6が出せました。

2日間の練習走行があったことで車体のセットアップや自身のライディング改善や コース攻略の部分において一歩ずつ着実に前進することができました。翌日の予選に向けてもチームと綿密にミーティングをし予選の準備はしっかりと整いました。


Qualifying( 04/03 SAT )

Best Time (DRY) 2’00’168 (+0.279) P2

予選はドライコンディションの中、30分間のセッションで行われました。目標はポールポジション獲得と、59秒台に入れることが予選での目標でした。

タイムアタック時の混雑を避けるべく、セッション開始時は少し間隔をあけてコース インしました。序盤から単独走行で2分0秒168までタイムを詰めることに成功し、 十分に59秒台が狙えるフィーリングでした。セッション終盤にはリアタイヤのみを 新品に入れ換えて再度タイムアタックに入りましたが、最後まで良いポジション取り を作り出せずに混雑した中でのタイムアタックとなり、セッション終盤のアタックは 残念ながら不発に終わりました。最後の最後で自身のタイムを更新されて悔しい 2番手となりましたが、決勝に向けての手応えを十分に感じる予選となりました。


Warm Up( 04/04 SUN )

Best Time (DRY) 2’00’820 (-0.757) P1

ウォームアップ走行は朝8時から15分間のセッションで行われました。合同テストやレースウィークを含めて、一番早い時間帯での走行ということに加え、 決勝当日は天気が下り坂の予報で、朝一の時点から小雨が降る場面もありました。

雲行きは終始怪しい中でしたが、なんとか走行時には小雨も止みドライコンディショ ンで走行することができました。決勝に向けて車体の最終確認、タイヤの最終確認、 そしてライディング面でも予選からの反省を踏まえて最後の調整をしながら走行を 実施しました。全体的なフィーリングは良く、周回毎にタイムを上げることができ、 ウォームアップ走行においても2分0秒台後半を記録することができました。


Race( 04/04 SUN 18Lap )

Best Time (DRY) 2’01’059 (+0.472) P1
18Lap Total Time 36’34.471 (-0.067)

開幕戦ツインリンクもてぎの決勝は18周回でドライコンディションの中、フロントロー2番手グリッドからスタートしました。スタートの出だしはまずまずでしたがホールシ ョットを奪うことに成功しました。序盤に想定していたようにペースを上げられずに 後続を引き連れながらの苦しいレース展開となりましたが、集中力を切らさずに、 レース後半のマシンやタイヤの感触を確かめながら落ち着いて周回することがで きました。最後まで先頭で粘り強く走り続け、トップでチェッカーを受けることができ ました。厳しいレースでしたが開幕戦から幸先良いスタートが切れ嬉しく思います。


 

 


レース後の感想
開幕戦までの準備期間は多くありましたが、実走の走行時間としては少なく、合同テスト前に車両のシェイクダウンを実施し、そのまま事前合同テストを2日間走ったのみでレースウィークに入りました。

2016年の世界選手権Moto3参戦以来の軽量級ということと、昨シーズンはコロナ禍で元所属チームの活動休止がありましたがテスト走行等でST1000車両をライディングしていたこともあり、レースウィークまでの僅か3日間の走行の中で軽量級車両のライディングスタイルに切り替えるのが一番大変でした。レースウィークは車体のセットアップと同時進行で自身のライディング修正に毎セッション取り組んでいました。

予選前にようやく感触を掴むことができましたが予選でポールを獲得できなかったのは悔しいです。決勝は理想のレース展開に持ち込めず苦しいレースとなりましたが優勝だけを目指して最後まで粘り強い走りができたと思います。

昨シーズンはレース活動を休止しておりましたので、久々の本戦と久々の優勝は素直に嬉しい気持ちです。チームをはじめ、支えてくださった皆様へ感謝の気持ちでいっぱいです。
Result of Race Week
Circit Best Lap : Takuma Kunimine 1’59’732 ( 2013 All Japan )
日付 セッション 順位 路面 Best Time Gap Total
04/01 (木) FP1 1位 DRY 2'01.278 - 0.036  
FP2 2位 DRY 2'01.771 + 0.892  
04/02 (金) FP1 2位 DRY 2'00.655 + 0.069  
FP2 1位 DRY 2'01.177 - 0.680  
04/03 (土) QP 2位 DRY 2'00.168 + 0.279  
04/04 (日) WARM UP 1位 DRY 2'00.820 - 0.757  
RACE 1位 DRY 2'01.059 + 0.472 18Lap = 36'34.471

おすすめ

ET ユーロツーリング 欧州自動車メーカー認証取得 エンジンオイル