LEXUS TEAM LEMANS WAKO`S

WAKO`S 4CR LC500
#6 Kazuya OSHIMA / Andrea CALDARELLI

2017年 SUPER GTシリーズ
第4戦 スポーツランドSUGO レースレポート

大会概要 2017年 スーパーGT シリーズ 第4戦
大会名称 2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 SUGO GT 300km RACE
開催日時 7月22日 土曜( 予選 )/ 7月23日 日曜( 決勝 )
開催サーキット スポーツランドSUGO インターナショナルレーシングコース( 1周 3.704256km )
住所:宮城県柴田郡村田町菅生6-1
同時開催レースカテゴリー ・2017 FIA-F4選手権 第7戦&第8戦
・2017 TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race 東北シリーズ第2戦
主催 株式会社GTアソシエイション( GTA )/ 菅生スポーツクラブ( SSC )/ 株式会社菅生
公認 国際自動車連盟( FIA )/ 一般社団法人 日本自動車連盟( JAF )
認定 株式会社GTアソシエイション( GTA )

LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S 参戦体制
#6

 ドライバー  大嶋 和也
おおしま かずや
 出身地 群馬県 
 生年月日 1987年4月30日 
 体重 63kg 
 身長 171cm 
 血液型 RH+A 
 ドライバー  Andrea CALDARELLI
アンドレア・カルダレッリ
 出身地 イタリア 
 生年月日 1990年2月14日 
 体重 70kg 
 身長 175cm 
 血液型 RH-O 
脇阪寿一
チームオーナー 土沼 広芳
エントラント代表 狐塚 宣寿
チーム監督 脇阪 寿一
チーフエンジニア 山田 健二
チーフメカニック 寺尾 由貴

予選( 7月22日 )

天気 晴れ〜曇り コース状況 ドライ
気温 28度 路温 36度(14時10分 )
予選開始 14時36分(GT500クラスQ1開始)
*当初予定より6分遅れ

 

2カ月近い実戦インターバルを挟んだSUPER GTはここからシーズン中盤、夏の3連戦へと突入する。まずは仙台近郊のSUGOが戦いの舞台だ。#6 WAKO’S 4CR LC500は序盤3戦を終えて、ドライバーズポイント30点でランキング4位。首位とは6点差、接戦のタイトル争いの渦中にいる。

ただ、ウエイトハンデも成績に比例して増すのがSUPER GTの難しさであり、現在それが60kg( 17kg分は燃料リストリクター調整に振りかえ )。決してイージーなハンデ状況ではないが、目標とするシリーズタイトル獲得へ向け、上位入賞で着実にポイントを稼いでいきたいところだ。

#6 WAKO’S 4CR LC500

【 予選結果 】8位

( 予選Q1ベストタイム:1分12秒163 / カルダレッリ選手 )

( 予選Q2ベストタイム:1分12秒163 / 大嶋選手 )

天候微妙な予報もあるなかで迎えた予選日だが、朝のフリー走行は完全なドライコンディション。9時でも気温31度、路温40度と、やはり暑い。セッション終盤のGT500クラス専有走行時間帯にカルダレッリが1分12秒394をマークし、#6 WAKO’S 4CR LC500はトップタイムでの発進に。しかしながら現在のハンデ状況を考えれば、予選がラクな戦いになるはずはない。脇阪監督以下、チームは気を引き締めて午後の予選へと臨んだ。

開始直前には雨のパラつきもあるなどしたが、タイム水準的にはまったくのドライコンディションで予選は進んでいく。Q1にはカルダレッリが出走。まず1分12秒268でトップに立つも、やはりハンデ軽量なライバルたちが上まわっていき、カルダレッリの順位は一時、9番手まで落ちてしまう。 しかし1分12秒163にタイムを詰め、8位に上がって上位8台のQ2進出枠を確保。「チームとアンドレアに感謝です。よく残ってくれました」と脇阪監督。 GT500クラス唯一の4戦連続Q2進出だ。そしてQ2では大嶋がカルダレッリと完全同タイムで、やはり8位。決勝は8番グリッドからのスタートとなった。

決勝( 7月23日 )

天気 曇り時々雨 コース状況 ウェット〜ドライ
気温 25度 路温 27度( スタート5分前 )
パレードラップ開始 14時30分 決勝レース
周回数
81周

 

#6 WAKO’S 4CR LC500
大嶋 和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
【 
決勝結果 】3位
【 所要時間 】
2時間09分15秒180( 80週を完了 )
【 ベストラップ 】1分14秒950 = 
大嶋選手

決勝日のSUGOは雨模様。しかも降ったりやんだりが続くという微妙な状況で、スタート直前もタイヤチョイスが難しい路面コンディションとなった。 #6 WAKO’S 4CR LC500はレインタイヤを選択。カルダレッリがスタート担当、大嶋が後半パートを受け持つオーダーで300kmレースに挑む。 短く、コース幅が狭い1周のなかに攻めがいのコーナーが続くSUGOは、「魔物が棲む」ともいわれる難コース。決勝は荒れた展開になることが多い。 ましてや微妙な路面状態が続いたこともあって、この日のレースはセーフティカー導入となるアクシデントが繰り返される大荒れの展開になっていく。 しかしカルダレッリは8番グリッド発進から安定したレース運びを見せ、先行車の脱落や後退も横目に順位アップ、16周目には5番手まで上がった。 さらに30周目には4番手へ。そして40周目にこのレース2回目のセーフティカーが導入された時には、100号車と64号車に次ぐ3番手を走っていた。

セーフティカーが撤収した46周終了時にカルダレッリがピットインし、乾いてきた路面に対応してスリックタイヤに交換、大嶋へとドライバーチェンジ。 だが、すぐにまたセーフティカー導入となり、しかもそのタイミングがチームにとっては不運なものだった。ほぼ1周を損させられる格好になってしまう。 タイミングに恵まれたといえる1号車と46号車が1〜2番手に。混乱した状況下、大嶋は勝機こそ失うも全力で走って3番手の座を確保して終盤戦へ。 最後の最後に8号車、23号車からの相次ぐ攻撃を受けるも、大嶋は3位を死守。今季3回目の表彰台獲得で、ポイントリーダーへの浮上を果たした。

 
 

大嶋 和也選手のコメント

ハンデなりにいいペースで走れたと思います。ただ、タイヤが新しいうちは速いんですけど、ハンデが重いこともあって最後はタイヤが厳しくなりましたね。そこへ8号車が迫って来て、しのいだと思ったら23号車が来て、しかも雨まで降ってきたりといろいろあって大変でしたが、押さえきれて良かったです。

これでポイントリーダーですから、次の富士ではさらに厳しいハンデ状況で走ることになるわけですが、今日のレースのこともしっかり活かして、もっとしぶとく戦えるように頑張っていきたいですね。得意の富士ならハンデが厳しくてもポイントを獲れる、そういう気持ちで臨もうと思います。

アンドレア・カルダレッリ選手のコメント

レース中、常にコンディションが変わっていくような難しいレースでしたね。ペースをつかむのは簡単でなく、GT300クラスをパスするのも大変でした。でも、チームが素晴らしい仕事をしてくれましたし、僕たちドライバーもミスなく走ることができました。セーフティカーの件は不運でしたけどね。

表彰台を獲得できてハッピーですし、チャンピオン争いという意味でも、大きいポイントをゲットすることができました。とても良かったと思います。

山田健二エンジニアのコメント

ハンデの状況を考えれば、クルマの仕上がりはドライ、ウエット、いずれの路面に対しても良かったといえるでしょう。スタッフも頑張ったと思いますし、なによりドライバーふたりがいい走りをしてくれましたね。次の富士はハンデがさらに厳しくなりますが、レクサス勢のライバルたちには先着したいです。

脇阪 寿一監督のコメント

今回のレースでは狙った通りのことができました。いろいろな要素が不安定ななかでしたが、作戦的にもベストな結果を引き出せたと考えています。セーフティカーが入った位置によるアンラッキーもありましたけど、ドライバーとチーム、全体でいい仕事ができたレースだと実感しています。これでポイントリーダーの座に就くこととなり、シリーズタイトル獲得という今シーズンの目標が、明確なものとなってきました。

チームのみんなが一層モチベーションを上げて、仕事のクオリティもさらに上げていってくれると期待しています。 そして、それこそがこの先、我々に必要なことだとも思っています。次戦以降も応援よろしくお願いします。

シリーズランキング

大嶋 和也&アンドレア・カルダレッリ 1位 / 41ポイント
チーム部門 1位 / 50ポイント
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